とまぁここまでたっ君は日本人が死にたがったり自殺率の高さは死を美化するのが
1番悪いといった。
それともう1つはのび太のくせになまいきだ論がまかり通っており
奪われる方殺される方は抵抗してはならず黙って殺されるのが当然であり
弱いものもまたそれを受け入れてしまって反撃して自由や必要な物を勝ち取るという
考えもないことが問題だといった。
これについての説明は過去のブログで読んでいただくとして

ちょうどマサムさんから
「死にたがるのは生きることに対してのメリットを彼らに伝えきれてなかったからでは」
という意見がきて
つまりおとなたちが子供にきちんと命の大切さ，生きることの大切さを
伝えてこなかったのも問題なのだろうかと思う。

日本はキリスト教やムスリムのような道徳を明確に教える聖書やコーランがない。
そのかわりになんとなく出来上がった明文化はしていない生活する上でのモラルについて
は教えられていた。
外国人が無宗教の日本人がモラルや行儀のよさを驚くのはこの明文化されていないなんとなくの
道徳やルールのおかげだ。
それは拾った財布は交番に届けましょうとかひじをついて食べてはいけませんといったようなものなのだが
その中について自殺や命についての言及が一切ないんだな。
しかし子供の自殺はあるし
この図は日本の全体の自殺者数と14歳までの子供の自殺者数の推移である。

非常に緩やかではあるが増加しているし少子化で子供全体の人数の少なさも考慮に入れてほしい。

これを減らす努力をしなければいけない。
自殺決行者がこれくらいとすると実際に死にたいと思ったり未遂を繰り返す子供はもっといる。
そして死なずにそのまま成長しても死にたい気持ちが消えないまま抑うつのまま社会を構成するメンバーになる。
で，さっきも言ったように死に対するあこがれや美化や死にたい気持ちをどんどん
増殖コピーさせる。

やはり生きることの楽しさや自分と他人の命を大事にすると言う教育は必要なのだが
命や自殺を扱うことについて子供にはショッキングだろうと勝手に大人が判断してしまっているが
ようするに性教育と同じで伝えにくい事でも明文化したり教育という形で
こどもたちにつたえるひつようがある。
人は死ねば生き帰らないこと，一生会えないこと，
死んでも死体は綺麗じゃないしほかの植物や動物同様腐ること，
自分も死ねばおいしいものも食べられずゲームもできなくなること，二度と友達両親と会えないこと，
脅す必要はないが最低限伝えておかねばならない。
また，借金や事故でとんでもない目にあってもちゃんと生き伸びる方法はあること，
怖い思いや嫌な思いをしたらただ殺されるのではなく逃げるか抵抗するかできること，
も伝える必要がある。
伝えにくいから…と放置しておくと性教育をしなかったばっかりに子供が妊娠したりさせたり
あるいは生暴力や搾取の被害者あるいは加害者になる事もあるのと同じだ。

奥ゆかしいにもほどがあるし大人が性教育や自殺防止や死についての教育は
みっともないとか避けたい話題だと思っているうちにどんどんそういう間違ったアクションを起こす子供が
増えてしまうのは同じだ。
命について，生きることとは死ぬこととは何なのか，を今一度みんなで考えたり話し合いませんか?