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ある天才料理人の行方
実は近所に僕がひそかに『神の手』と呼んでいる天才料理人がいる。
20代から30代前半くらいの小柄な若い男で,ガールフレンドと二人きりで切り盛りしている小さなイタリアンの店だった。
2~3組の客が入ればいっぱいになってしまう店で,
とにかくこの人の作った料理は何でもうまい。
とくにペペロンチーノはすごい。
細身の麺を若干嫌みがない程度の固めにして,オリーブオイルも臭すぎず,控えめすぎず,辛すぎず,それでいて薫り高い。食べるとガーリックの香ばしいフレーバーとさっぱりしたオイル,パスタの控えめな味がちょうどいい。
僕はあらゆるイタリアンの店で簡単なトラットリアから美術館のようなリストランテまで,ありとあらゆる所でペペロンチーノを食い続けたが,ここの料理人の腕を超えるものはなかった。
パスタの他に素晴らしいのはラグーで,(イタリア語ではラグーの事を何というのかな?)キャベツやキノコを豚肉やウインナーと煮込んだもので,口の中でトマトソースと肉の脂身が一輝にはじける幸せいっぱいのラグーなのだ。
これが無性に食べたくなる時がある。
オードブルの盛り合わせもどれもさっぱりとして食べやすい。

それからしばらく通い続けたのだが,ある日店に行くと違う名前になっている。
もしかして潰れたのか?と心配して店内をのぞくと厨房には同じあの天才料理人がいた。
安心して中に入るとメニューは少し変わっていて今までのイタリアンのメニューに加え,ハンバーグやピラフやコロッケといった洋食メニューも始めたらしい。
僕はポテトサラダが大嫌いなのだが,ここの店で初めてポテトサラダがつけあわせに出た時なぜか食べてみる気になった。
多分この人が作ったのだろうから普通のポテトサラダとは違うだろうと。
正解だった。
ポテトサラダと言うよりクリームコロッケの中身みたいな味でまろやかで,ポテトサラダにありがちなあのマヨネーズの臭みもジャガイモ特有のパサパサもない。
本当に素晴らしいのだ。
他にも嫌いな食材が出たときでもとりあえずここの料理人が作ったものは必ず食べられた。
これは不思議だと思う。
他にもよそで食べると辛いばかりの生姜焼きもここで食べると辛くないし,コクがある。
サラダにも白菜の刻んだのが添えられていてこれが歯ごたえも良く斬新なのだ。
つまり何作っても失敗がないのだ。そればかりかその材料が嫌いな人にまでおいしく食べさせてしまうというすごい才能を持っている。
この人を見ていると,やっぱり料理というものは絵や音楽や水泳や野球と一緒で才能というものがある。
凡人が努力すればある程度の域までは達することができる。
しかし微妙なセンスやごくわずかな差異による感性は才能による。
それが彼を天才料理人たらしめる何かなのだ。
僕はこの彼らの店がもっと繁盛して多くの人に食べてもらいたいと思った。
せめてもっといい場所に移転するべきだとも思った。
そして今日,久しぶりに彼らの店にやって来た。
するとまた違う店の名前になっていた。しかし僕はもう驚かない。
名前こそ変われどここはあの天才料理人の店なのだ。
僕はニコニコ顔でドアを開けた。
…なんと店が繁盛している。えらいことになっている。
僕は素直に良かったと思った。
しかしメニューを見て愕然とした。
メニューはハンバーグやポークカツといった洋食メニューばかりで彼の神がかりの伝統的な家庭的イタリアン料理の数々が消えている。
結局僕は普通のランチを頼んだのだが,やはりイタリアンだけでなく普通のカツもうまいのだが,でも本当にさびしいし,もったいないと思う。
これだけの才能を持っていながら普通のちょっとおしゃれなカフェで済ませるには本当に残念だ。
店が繁盛していてとても嬉しいけれど,僕の大好きなパスタやラグーやピザが消えたのは,本当に悲しい。
どういういきさつで彼が店を変化させることになったかは謎だったし,彼自身に質問してみたかったが,未曽有の繁盛で忙しく動き回る彼に話しかけることは出来なかった。
一抹の寂しさを感じた僕だったが,それでもまたこの店に来ることになるだろう。
やはり彼は何を作らせてもおいしいものしか作らない本当の天才なのだからまた何か新しい料理を開発するだろう。
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テーマ:パスタ - ジャンル:グルメ


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