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発達障害児が親より長生きすることについて
たっ君は自分の寿命について考えるきっかけになったのはある軍用犬が
安楽死させられようとしているというニュースからでした。
http://karapaia.com/archives/52250205.html
アフガニスタンで爆弾探知犬として働いてきた犬が除隊後,里親が見つからなくて
安楽死させられてしまいそうなので助けてほしいという話題でした。

軍用犬,闘犬,警察犬,など,特別な訓練を受けていた犬の
場合,ストレスもあったりで引退後普通のペットとして生きるのが難しいからかなとたっ君は
思いました。

これ,たっ君にも言えることじゃないかなと思いました。

たっ君は御覧の通り障害があり,
普段は会社経営者として働いていて一人暮らしもできますし車の運転もできるので
どこへだって行けます。1人で新幹線で遠征したり飛行機に乗って(戦闘機のたっ君が飛行機に乗る
というのはおかしいですが戦闘機だって輸送機で運ばれることはあります)ソウルに行ったりきたり
しますがそれでも全体的に見るとやはり障害のために回りのサポートが必要です。


それともう1つはたっ君の持つ上記の軍用犬や闘犬に近い闘争心の強さや凶暴性です。

たっ君が自分のことを乗り物で言うと戦闘機であり,動物で言うと獰猛な肉食動物
犬で言うと土佐犬やピットブルの闘犬みたいなものであると言うのはイキリオタクだからではありません。
まず狩りの本能があること,
普通の人よりも闘争心が強く,普段は普通の人間より穏やかで大人しいし気が弱いですが
ひとたび仕事や遊びやお風呂(というか体の洗浄)
の邪魔をされると牙をむきます。なんだかんだいってたっ君はあのおばあちゃんの
遺伝子を持っていますからね。(おばあちゃんは一般家庭にエアコンが出回っていない時代に
エアコンがないと夜中に大暴れしておじいちゃんに買いに行かせたと言う)
そのために危険性があり,親父はたっ君に格闘技の類を
習わせることを禁止しました。この判断は間違ってないです。たっ君に格闘技なんて教えたら
精神修養よりもひたすら相手をテイクダウンすることだけを考えそうですから。
おかげでたっ君は人生で今のところ一度も暴行ザタを起こしてはいません。
また,たっ君は警戒心が強く,なかなか人になつきません。
一度信頼関係を結べばたっ君は徹底的に従いますけど。

つまり,障害のために誰かのサポートが必要なのですがなかなか人になつかないのと
馬鹿力となにかあったときの凶暴さが問題なのです。
おふくろとおばあちゃんはたっ君が生まれたときから一緒にいる存在だし
たっ君にたべものやおもちゃや服を与えてくれるのと僕の性格や特性が分かっているので
信頼関係もあり,ペットと飼い主と言うかそれこそ軍用犬とハンドラーのような
関係が結べています。
でもこの人達がいなくなったら…?

それこそ除隊させられた軍用犬のように一般家庭に馴染む訓練をしてもうまくいかない
可能性も出てきます。
いやいやたっ君は人間なのだからそんなことはないでしょう,と言ってくれる人もいるかもしれません。
でも自分のことは自分がよく分かっていますし飼い主が1番よく分かっています。

以前にも書きましたが普通の人とたっ君が友達になったり仕事の取引をすることは簡単です。
でも信頼関係になるかと言うと本当にそれは難しいのです。
相手もたっ君もストレスだけを抱えてしまったりまたたっ君が障害に対する適切なケアを
受けられないことでさらに苦しむことになります。
学校の宿泊行事で3日も放置すればエサの内容による栄養不足(たんぱく質不足&炭水化物過多)で
低体温症&貧血になり,タスク内容や風呂と寝室を共同にすることでの大きなストレスを
抱えてしまうのです。小学校4年生でも大声で帰りたいと泣きわめきましたし高校の修学旅行でも
帰りたくて毎日家に手紙を書いていたたっ君です。

それで最初の話に戻ります。
たとえばたっ君が自分の親より長生きすることが本当に幸せとは限らないのです。
たっ君の特性に対する知識を持ち,世話をする人がいなくなるわけですから。

いやいや社長さん,それはないでしょうというかもしれませんがそれは仕事の話であって
生きるという意味ではたっ君は人間社会で飼われている動物となんら変わりがありません。
ほっとおくと11月でも夏物の寝巻を着ていることがありますし,何日も食べずにほげーっと
していたり11月でも半袖のワンピースに足元だけムートンブーツと言う謎のコーディネートを
していたり真冬に麦わら帽子で農作業をしていたり靴下は1年通してはきませんし
1年間アンダーシャツの類は着ないので素肌に直接服を着ています。
夏に別珍のワンピースを着たりモコモコ帽子をかぶっていたりめちゃくちゃなんです。
具合が悪くなっていても自分で気が付かないことが多く倒れたりしてやっと病気が発覚します。
熱中症で救急車で搬送されそうになったり寒い部屋に暖房器具もつけずにぼーっとしていて
肺炎一歩手前とか日常茶飯事です。
もともとたっ君は寒さにはとても強いのですがそれは単に感覚がおかしいだけで実際は
生まれつきの低体温と(平熱は34度台まで落ち込みます)体重のわりに低脂肪なので
体はそれなりにダメージを受けているのです。
それで親父がたっ君のmaxicimamのパーカーをめくって服の上から背中に4枚ずつ
きりばいのはるカイロをステッカーのようにべたべたと貼るのはいつものことです。これをはっておけば
24時間(14時間ですが残りは余熱で持ちます)持つのでたっ君が凍えることはありません。
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病院の薬も味が嫌いだからと飲まないで捨ててしまうことがあります。

仕事をしていても一人暮らしができてもこういった細かいところでおかしいところがあったり
ちょっとした体調不良が増えます。

さらに肉食動物特有の獰猛さも兼ね備えているので手が付けられません。
無理にピンク以外の服や靴を着せようとしたりピアスを勝手に外そうとすると怒って暴れますし。


そこで最悪の場合たっ君の世話をする人が一切いなくなった場合,
たっ君がたとえ健康であっても安楽死という選択肢も出てくるのです。
軍用犬や警察犬が安楽死になるのと同じです。
僕は決して死にたくないしもっとこの世で生きていたいのですが最悪の場合それもいたしかたないのかなと
考えることもあります。


何年か前におふくろが婦人科のがん検診に行く時
もし自分が末期がんでも見つかってどう仕様もなくなったらそのときはたっ君も道連れに,と思ったそうです。
そのとき,僕は普段どんな言葉よりも何かを買ってもらったときよりも
この言葉が嬉しかったです。
たっ君はおばあちゃん子ですがおふくろのこの言葉はなによりも嬉しかったです。
普通の人には理解できないかもしれませんが。

それはおふくろが自分がいなくなった後たっ君の世話をする人がいなくなったら
どんな悲惨な状態になるかをちゃんと理解できているからです。
たっ君がつらい病気になったりストレスを抱えたり悪い人間から虐待を受けるかもしれません。
そうなるくらいならいっそたっ君も,ということでしょう。
たっ君を放置してでも長生きさせてひどいストレスや重い病気で動けなくなったり食べられなくなったら…?

以前僕はジェット・リーの海洋天堂という映画を見ました。
たっ君はハリウッドスターの中ではジェット・リーが1番大好きなので見ることになったのですが
アクションシーンが何もなくてちょっとがっかりしました。
自閉症の子供を持った親が末期がんにかかって自分が生きている間にどうにかその子が
自立していけるようにとがんばる映画です。
とても素晴らしいストーリーではありますが実際はこうはいかないことがほとんでです。
とくにたっ君のような知的障害を伴わないタイプの発達障害児の場合,
サポートはより複雑になってしまいます。
できることとできないことの確認が難しいですから。
おまけにたっ君は肉食動物型で多動があったりキレると爪や牙をむき出して
暴れる獰猛性もあります。エサだって大量の生の
牛肉を必要とします。



ですから発達障害者の寿命の短さは親が亡くなるタイミングで体調を崩して長生きできなくなる
というパターンが多いと思います。
また,人間以外で男女寿命の差が大きい生き物としてシャチがあげられますが,
野性のシャチはメスが70歳まで生きられる個体がいるのに対しオスはせいぜい50歳くらいまでです。
これは母系社会のシャチの場合,母親が死ぬと息子も衰弱死しまうパターンが多いのです。

ところがどっこい夢じゃありません。現実です。これが現実。
たっ君も両親のいずれもがいなくなった場合,たっ君の特性を理解して世話をする人がいなくなると
ものすごく面倒なことになるのと,たっ君個人の努力や根性でどうにもできないという
のも事実です。
発達障害の子供を持つ方で自分が死んだ後の子供が自立できるように長生きできるように
あれこれ努力をしても結局子供は衰弱死してしまう,最悪そういった確率も出てきます。
そうなったときに発達障害児が親よりもずっと長生きすることはその子にとって幸せなのか?
という大きな疑問が出てきます。
1206172.gif

親より死ぬのは最大の親不幸といいますが発達障害の子供の立場を考えると一周回って
たとえ病気やストレスを抱えたり悪い大人に虐待されていても
親よりもずーっと長生きするのが無条件に本当にいいことなのか?って。

だからといって人間は軍用犬と違って簡単に退役したから,とか世話をする親が死んだからという理由で
安楽死にはできないのですけど。でも実際はそれと似たようなものです。
昨日からこんな真面目な話ばかりしてしまってたっ君らしくなくて申し訳ないですが
でも軍用犬の話をきっかけに色々と考えてしまったのです。
決して決してきれいごとの話ではありません。
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テーマ:発達障害 - ジャンル:心と身体


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