たとえば発酵して腐った果物を動物が食べて酔っぱらったり
もうちょっと知能があるイルカだと自分から変なガス吸ってラリったり
するわけで
それもまた人間と同じアルコールやたばこと同じ体に良くないけどほしい刺激物
たいなんもんだと思う。

まぁイルカは自分から吸いに行ってるけど
普通の動物は酔っぱらうために自分から腐った果物を食べようとはしないし
飼い犬が好んでビールなんか飲まないでしょ。

たっ君が辛い物や苦いものを避けたり
味の濃い野菜を嫌がるのもそれと同じだよ。
ゴミ捨て場のカラスが野菜は食わないで甘いものや脂身のものばっかり食うのと
同じで
たっ君も肉とからあげばっかり食うし
苦みのあるチョコや抹茶味は嫌いだけど生クリームのケーキは大好きだ。

たっ君の刺激に関する嗜好性は人間ほど発達してないんだよ。
たっ君が常食する辛いものは白菜のキムチくらいでそれもどっちかというと
コッチョリ(漬物や発酵食品と言うよりもサラダや浅漬けに近い)風の方がすきだし
キムチが好きなのは辛いから食べてるんじゃなくてガッツリしたにんにくのフレーバーが好きだから食べる。
だからたっ君は行動も嗜好も単純なんだよね。

たとえばたっ君はレゲトンやヒップホップのpvに出てくるような極端に大きな胸やお尻やふとももの体型のお姉さんたちが好きだし
ロリィタファッションだってレースがたくさんついてれば付いてるほどうれしいし
ケーキとかうさぎの服がいいからそればっかり着るし服の色はピンクが1番にあってると思ってる。
バイキングではサラダコーナーは素通りだ。
素直にかわいいものおいしいものを認めて摂取するし
素直に興味のある方を見る。

だから人間たちが苦い料理をおいしいと言ったり
たばこを吸ったり足つぼマッサージへいくのは
そういう苦い辛い息苦しい不快感をあえて楽しんでるんだとたっ君は思ってたし今でもその
持論は間違いではないと思ってるんだけど
同時にそういう刺激の受容体がたっ君より進化してるのも事実なんだよな。

だって人間はそのまま食べたほうがおいししい果物を腐らせてまでわざわざ苦いアルコールを作るし
けしの実からアヘンを作ってる。
わざわざそういう刺激を自分から作ってるわけだもん。
我慢や不快が快感とかじゃなくてそのたっ君には理解できない刺激を気持ち良く感じる受容体をたたくさん持っているんじゃないか
ということ。

感動ポルノやしんみりした話をお金を払ってでも摂取したがるのもそういう方面の感受性を
持っているからだろう。

ただそういう受容体のおかげで
人間は自分から酔っぱらったりラリパッパや肺の病気になることもある反面
そこからラリパッパの成分から医療用麻酔を作ったり
役に立つこともあるんだよな。…とは思う。

でもたっ君に無理やり苦いものを食べさせたり
怖がったり不安がるものをおしつけないでほしいとは思う。