たっ君は『生きていてすみませんタイプ』ではなく『しょーがねーだろ助けろよタイプ』であり
『権利は頂くのを待つものではなくよこせと要求するもの』だと思っているので
結構自分の感想をしゃべったり
なぜそう思ったかそうしたかという問いに関しては
絵を描いたり自分の言葉で一応定型さん達に説明できる。

わがままでやなやつだと思ってる人もいるかもしれないが
逆に発話ができないタイプの自閉症児のお母さんたちから
感謝されることも何度かあった。
発話ができるできないの違いで広義においてはどちらも自閉症児だから
行動パターンはわりと同じことをするので
そこでたっ君がなぜそうするかをそのお母さんに説明したところ
納得がいったと感謝されたり安心してくれたりということがちょくちょくです。

だから非言語優位でありながら説明や意思表示を積極的にできるたっ君の存在は
これからの発達障害や自閉症に対する理解や研究の役に立つのではと自分では思っているのですよ。

『言わなきゃ分からない』
というのは本当に定型発達と発達障害双方理解に必要で
察してくれるだろうというのはたっ君はあんまり好きじゃないです。
ちなみにたっ君語で『お察しください』は『やめろ』とか「お前のやっていることは間違っているよ」という
意味です。
定型発達の『ご遠慮ください』に近いかな。
だからたっ君は意思表示するし定型さん側も必要に応じてちゃんと言葉で説明してもらわないと
こっちも気づけないよ。普通はそうだからと言われても『その普通って誰?』ってなるし
僕はどっちもがやってほしいこととやめてほしいことを主張しておとしどころを交渉することの方が大事やと思ってる。
みんなわがままでいいしあいてのわがままも認める感じ。
そして自分の考えすぎの思いやりがかえって相手に迷惑になったとしてもそれを逆ギレしてもいけないよ。

たっ君的には『察する文化』『思いやり文化』はそれほど好きじゃないんだよ。