さっきの話の続きだけどアイン・ランド御大はこうも言っている。
『お金は邪悪だと言う人が現れたら、すぐに身を遠ざけよう。
その人は貧乏神だ。』

別に露骨に金金言わなくてもいいけど
たっ君の生き方を
『今だけ』『金だけ』『自分だけ』という最近はやりのキーワードで批判されたくない。
大体『今その金』に執着しないと仕事が進まない。
どうやって生きのびる? どうやって税金を払う?
そのために必死に走り回って執着してかじりついてやっと生きるレベルなんだよ。
それがこの世界の現実だと言うのに。
たっ君は崇高な人として命を縮めてまで尊敬されるより
見苦しくても生き伸びなきゃいけないんだ。


なんでもとりつくろいと人からいい人に思われたいと言うだけで
お金を悪い物と思いこんだり
他者にもそうあるべきだと説く

そんな事が言えるのは前述のもともと裕福かつ心身共に余裕のある人だけだ。
だからこそ悪意がなくてそういう間違った善意のおきもちを振りまくのよ。

もちろんたっ君は反論しない。
だまっている。
でも心ではうんざりしている。
だからたっ君はそういう人に出会うたびにこの人はダメだと思ったら距離を置いたりもする。

この人と一緒にいるとなんか元気が出ないししんどいし余計に疲れるとか思ったりする。
たとえ一般的な善人であってもだ。
こればっかりはどうしようもない。